気象予報士、カピタン森の選んだ石垣島から沖縄本島宜野湾マリーナまでの出港時間はパーフェクト中のパーフェクトであった。4/6から4/7の2日間のみ晴天で南寄りの順風が吹き続け、ベンガル7と我々は26時間ほどの、あまりにも快適な回航を楽しんだ。きっと、最後のご褒美だったのだろうか……。
到着後は天気が崩れることがわかっていたので、急いで回航用品の撤収作業を行った。ここでもラガマフィン同様に宜野湾のお友達の伊良波氏の好意で、コンテナのスペースをお借りして片付けは手早く済ませることができた。いつものことだが、回航モードからレースモードへの変更、そしてレースモードから回航モードへの変更という作業はちょっとした引越し作業に匹敵するのだ。また、自らのコンテナを目的地に輸送していないベンガル7は、いつも貨物船並みに荷物を載せて走ってきた。ベンガル7はこの4年ほど本当によく頑張ってきた。皆さん褒めてあげてください。人間と違って文句ひとつ言わずに走り続けてきたのですから……。
あとは、最後の直線である。ベンガル7ちゃん、4/29にスタートの沖縄東海レースまでゆっくり休んでくれ。

昨日4/8の夕方から天気が崩れ、一週間ほどは雨模様が続くという憂鬱な天気予報である。今日は久しぶりにベンガル7を磨いて綺麗にした後、古川課長が一足先に  一時帰宅の帰途に着いた。彼は別のレース参加艇を再び海路、ここ宜野湾マリーナまで回航するのである。4/12には石原さんが帰り、サケダイスキ、カピタン森と後を追うように一時帰宅の帰途につく。

夜になって、降り続く雨音と雷を聞いていると旅の終わりの感傷が再び忍び込んできた…。

背中がものを語る時……
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追伸

宜野湾マリーナに着いた日、我々4人と伊良波氏、それに仕事で偶然来ていた長尾ちゃんを入れて6人で宴会が始まったところ、刺身をつついていた石原さんが口を滑らした。
「でも、あのカツオは安かったよねーモリモリ~。100ペソとコーラであんだけ食えれば……」
「えっ……」私と古川さんは同時に絶句した。森キャプテンは俯きがちに諦め顔である。
「アッ……えへへ~、実はあの魚は近寄ってきた漁師から買ったんだわ…笑笑笑」と石原さんが真っ赤な顔で目尻を下げて大笑いするので、皆んなもそれにつられてただひたすら笑うしかなかった……。
やはり、石原さんは期待に違わず、またちゃんと逸話を作ってくれたのである。
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これで、今回の旅の回航パートは無事に終了したことになります。安藤座長のいない初めての長距離回航を成功することが出来て皆んなホッとしておりますが、一番ホッとしているのはきっとカピタン森ではないでしょうか……。
あとは、3連覇のかかる沖縄東海レースを残すのみです。4/20過ぎにまたここ宜野湾に戻ってきて最終準備に入ります。そして、GW真っ盛りの5月頭に蒲郡への半年ぶりの帰還を最高の形で終わらせたいのものです。

サケダイスキ